8月 302011
 

8/28(日) 京エコロジーセンターにて「木のおはしづくり」教室を開催しました。

これは、私の所属する「京都木材青年経営者協議会」が京エコロジーセンターさんから依頼を受けて実施したものです。
午前中に1回、午後に2回の計3回、各20名前後 の参加者で計約60名の方がMYおはしを作られました。

 

今回使用した木材は、京都市内で私たちが間伐してきた木材で、製材・乾燥・小割り・加工等も自前で行いました。
実際におはしを作る前に、その製材や加工の工程も 紹介することで、今手元にある木がどうやって作られたかも
知ってもらうことが出来ました。
また、 木を使うこと(木を伐採すること)が、地球環境にとって良いか悪いか質問してみると、ほとんどの子供達は
「悪いこと」と答えていました。実際には、日本の森は間伐や、老木の伐採が行き届かず、荒れた状態が増えて
きています 。計画的に間伐・伐採し、新たに植林していくとは「良いこと」なんですね。

また、木は二酸化炭素を吸って、酸素を排出する過程で、炭素を体内に蓄積していきます。木の乾燥重量の
約半分は炭素だそうです。100キロの木には50キロの炭素が詰まっているんですね。ようは、空気中の炭素を
体内に取り込み、地球温暖化を救ってくれているんです。従来からよく言われてきた木のよさ「見た目(木目など」
「手触り(やわらかさ)」「香り」などに加え、地球温暖化の救世主として期待されています。

身の回りのものを、木材製品に置き換えていくことで、より多くの炭素を閉じ込め、温暖化抑制に繋がる・・・、材木屋も
その一助になっているんですね。

 

今回自分達で作ったおはしを大切に長く使ってくれることを願います。

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