記事の投稿が遅くなったのですが、先日屋久島に「縄文杉」を見に行ってきました。
1993年に世界遺産に登録された屋久島の森深くに佇む巨木が「縄文杉」です。
樹齢7200年との説もある縄文杉ですが、実際の樹齢は不明で、2000年から7200年まで諸説あり、
屋久島の名を知らしめたことは間違いありません。縄文杉を見るためには、登山口から往復10時間以上の
道のりを歩く必要があり、そのことも縄文杉の値打ちを高めているように思います。
今回の旅行は台風が近づく中で出発し、台風の停滞中に登山、台風から逃げるように飛行機に
飛び乗り帰って来た感じでした。出発から帰宅までの間、ハラハラ・ドキドキの連続で、
一生忘れられない思い出となりました。
縄文杉とは、「屋久杉」のひとつで、「屋久杉」とは屋久島に自生する杉で、樹齢1000年以上ものをさします。
1000年以下のものは「小杉(こすぎ)」とよばれ、屋久杉とは呼ばれないそうです。
屋久島は、島自体が花崗岩でできた岩のような島で、多くの雨が降りますが、地中にしみこまず、
すぐ海へ流れ出てしまいます。そのため、木々は深く根を張ることができず、長い年月をかけ、
少しづつ成長するため、年輪の詰まった良材 になるとのこと。また、本州の杉と比べ油分が多く、
(約8倍)腐りにくいため、森の中で倒れた木が1000年以上も朽ち果てず、残っている のにも
びっくりしました。本州の杉ではありえないですね。
←夫婦杉(枝で2本の杉が繋がっていました)
材木業を営むものとして、とても勉強になり、木への想いがさらに深まる良い旅でした。
また、今回一緒に行った「京都木材青年経営者協議会」の仲間ともさらに絆が 深まり、今後何十年も
今回の旅を肴においしいお酒が飲めそうです。
もし、屋久島・縄文杉に行こうかと迷っている方は、掛け値なしにオススメします。
その時は、ぜひ友人や家族など仲間と一緒にどうぞ!